PROFILE

グレイス・ハンドベル・クワイア 


1982年4月、日本ハンドベル連盟直属のハンドベルクワイアとして結成され、現在、学生・社会人で構成されています。
毎週土曜日に練習を行い、毎年クリスマスコンサート"Holy&Bright"を開催しているほか、教会や福祉施設での演奏活動をはじめ、地域主催の演奏会や学校の音楽鑑賞会など幅広い活動を行っており、施設や学校などへハンドベルを寄贈するお手伝いをしています。
また日本ハンドベル連盟主催の全国フェスティバル・関東地区定期演奏会や指導者講習会・小編成講習会・夏期講習会などではアシスタントとして活動し、参加者とのよき交わりの時を持っています。
1995年、同じ日本ハンドベル連盟直属のクワイアであるALPHAとの共同制作CD「ハンドベル讃美歌集 Jesus Loves Me」(キングレコード)を、2001年、名古屋のKelly Bell Choirとの共同制作CD「ハンドベル讃美歌集 Prayer ―祈り―」(日本ハンドベル連盟)を発表。
今後も神様を賛美することを第一に、メンバーの心をひとつにし、心のこもった演奏で、多くの方にハンドベルのすばらしさをお伝えしたいと思っています。
そしてハンドベルの美しいハーモニーが、世界の平和を作り出すことを心より願っています。
 

ハンドベルについて

 
ハンドベルは16世紀にイギリスの教会で生まれた楽器です。
教会の塔に備え付けられている鐘には、チェンジと呼ばれる一定の順序にそった鳴らし方があります。
例えば、教会の塔に鐘が4つあれば、1234、2143、2413、4231、 4321…と24通りの鳴らし方が、鐘が6つあればなんと720通りの鳴らし方があり、その鳴らし方によって、町の住人たちへ、時刻やその町で行われるイベント(お祭りや結婚式、お葬式など)をお知らせしていたのだとか。
町の人たちにはとても大事な情報源なのですが、鳴らす側にとっては間違えることのできない、また覚えることも大変な大仕事なのです。
その大事なお知らせである鐘の音を、塔の鐘で練習してしまっては、何時間もかかる上に町中が大混乱。
そこで手軽に、また町中に音が響き渡ることもなく練習できるよう考案されたのがハンドベルでした。後にチェンジの練習だけではなく、教会の前で、あるいは街頭で、キャロルや賛美歌を鳴らすのに用いられるようになり、それに応じるようにベルの数も音域も増えていきました。
私たちが普段ハンドベルと呼んでいる楽器は、正しくはイングリッシュ・ハンドベルと言います。
この楽器の持つ澄んだ音色は、昔から天使のハーモニーと称され、手軽な演奏法と手軽さゆえの奥深さが演奏者を魅了し、世界各地で演奏されるようになりました。
演奏者にとっては、チームワークを大切にし一人一人の責任感と荘厳な雰囲気の中で美しい音楽を作り上げる喜びを得られる楽器であり、今ではクリスマスの季節を中心に、多くの人からその趣き深い音色を求められるようになりました。